どれがいいの?フード選び③【低炭水化物ならさらにGOOD】

犬を飼い始めて悩む人が多いのがフード選び。
ショップで迎える、ブリーダーさんから迎える、保護犬を迎えるなど飼うきっかけは様々ですが、最初のフードは基本的に「今まで食べていたフード」を引き継ぐ場合が多いと思います。
ではその後は?どうやって何を基準に選んだらいいの?と初心者の方は分からないですよね💦
私もそうだったので、ここでは私なりのフード選びのヒントを紹介したいと思います!

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低炭水化物ならさらにGOOD

犬に炭水化物の是非

犬にどれほどの炭水化物が必要なのかは意見が分かれるところです。
手づくり食の本では肉:野菜:炭水化物=1:1:0.5~1としているものが多く、犬本来の食性を目指す生食の分野では特に必要なし、の見解が多い印象。
実際ドッグフードの基準を定めている海外の有名な協会は、犬と猫が必要とする炭水化物の最低量はゼロである一方、たんぱく質は過剰供給になることはないとしています。

炭水化物≒糖質であるように、穀物を多く使ったフードでは食後の血糖値が急上昇しやすいので、過剰に摂取すると様々なトラブルの原因になりかねません。
豆類は血糖値に影響しにくいためその点は良いのですが、そもそも犬は植物性たんぱく質の消化が苦手なので消化に負担がかかります。

糖質はブドウ糖に素早く変わるエネルギーとして供給されますが、多すぎると脂肪として蓄積され、過剰になると肥満や高脂血症などにつながる可能性も指摘されているんです。

そう考えると、あげたい場合はあげてもいいけど決して多すぎないように、フードに含まれる場合は配合量が少なめの物を選ぶ方が良さそうです。

しかし、フードの成分表には炭水化物の比率は書いていないことがほとんど。
これは表記の義務がないからで、そうすると明記されている情報から推測する必要があります。

成分表構成比
粗タンパク質
脂質 
粗繊維
粗灰分
水分
28.0%
12.0%
3.0%
8.0%
8.0%

例えば上記のような成分表があったとします。
ここから炭水化物量を推測するには、100から上記の構成比を引いて計算します。

100-(28+12+3+8+8)=41
このフードの場合はおよそ41%が炭水化物量であると予想できるのです。
※厳密には多少異なりますので、あくまで参考値となります

手づくり本や獣医師の監修のレシピでは肉:野菜:炭水化物=1:1:0.5~1となっているのが多いので、そうすると単純に炭水化物の比率としては「20~30%前後」が目安となる計算。
フードに当てはめて考えてみても、その比率は30%以下が選ぶ基準となりそうですね。

グルテンフリーorグレインフリー?

近年よく見かける「グルテンフリー」「グレインフリー」のフード。
グルテンとは主に小麦に含まれるたんぱく質と水が結合したもの、グレインとは穀物のことで主にイネ科植物(米、麦、トウモロコシ、キビ)の種子のこと。
※豆類を含める場合もあります

これらの食材は犬の食性にあってないのではないかという考えのもと、フードの原材料には使わない風潮が生まれました。
それが「グルテンフリー」「グレインフリー」となって様々なフードが売られるように。

犬には炭水化物は基本的にゼロ~少なめでOKとすれば、上記の原材料が豊富に含まれたフードは長期的に見て体の負担となる可能性はあります。
しかし、エネルギー源になりやすい事やつなぎとして優れている事を考えると、全くの悪者と排除する必要はないのかも。

配合されている場合は少量、かつ全体の炭水化物量が少ない割合ならそれほど心配することはないと思いますが、これらの原材料が主原料になってるフードや配合量が多いフードには気を付けたほうが無難です。

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