発酵野菜を作ってみよう!

犬は野菜の消化が苦手。
先祖のオオカミなど野生下の肉食動物は、捕食した動物の内臓や消化器官、その内容物を食べて間接的に草類を摂取していると言われています。
動物の体内で消化されたり発酵した草類は、肉食動物にとって体内に吸収しやすい形になっているのです。
こうして肉類だけでは補えない栄養素を補っていると考えられています。

ただ、フードに含まれる野菜類は粉砕や加熱加工がほとんど。
そこでご家庭で消化吸収のよい発酵野菜を作って、上記に近い状態を再現し、ビタミンやミネラル・善玉菌などを普段の食事にプラスしましょう!

contents

準備するもの

材料と道具

  • 葉物を中心に犬が食べても良い野菜を数種類キャベツ
  • 清潔な密閉容器(熱湯もしくはアルコール消毒できる素材)
  • 清潔な大きめのヘラもしくはスプーン
  • フードプロセッサーもしくはチョッパー(みじん切り器)があると簡単!

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フープロは1台あると何かと使えます。
すぐに出せる所に収納するのがコツ笑

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透明度抜群のアクリルキャニスター。
パッキンも外しやすくて

片手でパチっと密閉できます。

保存容器の準備

密閉容器を熱湯消毒かアルコール消毒しておく。
厳密にやらなくても大丈夫ですが、必ず清潔な状態にしておきます。
野菜類は水でよく洗っておく。

では作ってみよう!…と言っても超簡単

STEP
洗った野菜を適当な大きさに切る

フードプロセッサーで細かくするために適当な大きさにカットします。
この時はキャベツ・にんじん・サラダ菜・セロリを使いました。

キャベツに含まれる糖分やもともと付いている乳酸菌の作用で成功しやすくなります。
是非キャベツは入れてくださいね!

STEP
フープロ(チョッパー)で刻む

フープロで刻むときは、野菜の種類ごとに細かくするのではなく、数種類混ぜて細かくした方が後で混ぜる手間が省けます。
○:数種類を少しずつ一緒に入れて細かくする
△:にんじんだけ入れて細かくする

STEP
容器にぎゅーっと詰める

保存容器に隙間なくキツキツに詰めていきます。
野菜を入れたらスプーンやヘラでぎゅーっと押して、野菜の水分が上がってくるようにします。
水面が野菜より上にきて、全体が浸っているように。
どうしても水分が足りない場合は沸騰して冷ました水を少量加えても。

STEP
フタをして発酵させる

容器のフタをする。
発酵するとガスが出るので、あまりピッタリと締めずに少し緩めてから、直射日光が当たらない場所に置いておく。
基本的に室温で大丈夫ですが、15〜20℃くらいがよい。
夏のエアコンが効いていない部屋だと腐敗してしまうので、クーラーボックスなどを利用して調整を。
冬の室温が低い場合は冷蔵庫の上やヨーグルトメーカーなどを使うと◎
温度が高いと発酵も早く進みますが、善玉菌より悪玉菌が増えて腐敗しやすくなります。
上記の温度でじっくり発酵させましょう。

STEP
様子を見る

夏なら1~2日、冬なら2~3日で発酵によるガスで野菜が持ち上がったり、隙間が出来たりします。
容器いっぱいに詰めた場合は隙間から溢れる事もあるので、受け皿などを敷いた方がいいかも。
ここで一度フタを開けて匂いを確認します。
酸っぱいお漬物のような匂いなら乳酸菌発酵が進んでいてOK、腐敗臭やカビ臭い匂いがしたらNGです。
清潔なヘラやスプーンで再び野菜を押し込んで、野菜が水分に浸るようにしたら、同じようにフタをして置いておきます。

STEP
完成の確認

夏なら全体で3~4日、冬なら5~7日ほど発酵させて完成!
成功と失敗は下記の状態を見てください。

  • お漬物のような酸っぱい匂い
  • 野菜がしんなりしていて形が残っている
  • カビや膜のようなものがない
  • 腐敗臭・カビ臭い
  • 野菜が溶けるようにドロドロしている
  • カビ・膜・粘っこさがある

発酵が成功したら冷蔵庫に保管して、3週間くらいを目安に使い切るようにします。

出来たら早速トッピング

発酵野菜が上手く出来たら、普段の食事に取り入れてみましょう!
消化吸収のよい状態になっているとは言え、与えすぎはNG。
小型犬なら1日小さじ1~2ほど、中型犬なら大さじ1~2、大型犬なら大さじ3くらいから与えてみてくださいね。

ドライフードに添えた様子。
うちのコは酸味が好きらしくガツガツ食べますが、犬によってはちょっと苦手な場合も。
慣れたら食べてくれる事も多いので、最初は少量からあげてみてくださいね!

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